顔は保湿してもしてもカサカサ、皮がポロポロと剥がれたり
腕は最初はポツンと小さい虫刺されやニキビくらいの大きさのものが一個できると、
痒くて痒くて、だんだん湿疹の面積が広がっていって、左腕だけに出たものがやがて
右腕にも湿疹ができて広がっていく。
そういうことを年単位で繰り返していました。
皮膚科には何度か行きました、特に診断名は告げられず塗り薬を処方してもらって
その時は良くなるのですが、半年~一年後にまた腕にポツンと出たら広がっていく感じです。
「掻くから悪化していくんだよ」と言われ、確かに刺すように痒くて掻いてしまうので事実だと思うのですが、極めて掻かないように気をつけても小さなブツブツが内側から盛り上がってくる感じでした。
長期に渡って悩んでいたのでインターネットでも調べて、自家感作性皮膚炎という言葉を知りました。私の場合は、まず左腕にポツンと出て広がって、やがて手の甲や右腕にも転移し広がっていきます、何度か病院での診察を受けているので人にうつる病気や感染症ではないことは確定しています、自分の体内でのみ転移していく感じです。
なんとか塗り薬のループや、一度湿疹ができたら必ずと言っていいほど広がっていくことを
止めたいと思い
体にいい食べ物、飲み物、サプリメント、スキンケアなど民間療法的なものも色々試したのですが、どれもこれといって変化を感じませんでした。
スキンケアや食べ物によるアレルギーが原因で肌トラブルを繰り返していた
たまたまなのですがある日、チョコレートをやめたら、しっかり丁寧に保湿しても皮がポロポロするような重度の乾燥が軽減しました。
私は皮膚科で金属アレルギーという診断が出ています。
金属を身につけなければいいと思っていたのですが、
食べ物の金属も関係するように感じました。
チョコレートは大好きというわけではなく、低糖質のヘルシーなおやつとして良いと思って
ブラックチョコレートを一日1~2枚つまんでいました、それを半年、一年と続けていました。
普通の甘いミルクチョコレートならまだしも、ブラックチョコレートなのでカカオが合わない場合、より影響を受けてしまうのかもしれません。
健康には高カカオのほうが良いのかもしれないけど、
チョコレートにアレルギー持ちという観点では高カカオチョコレートよりも安くて糖質も多い普通のチョコレートのほうがマシなのですよね。
スキンケアもそれと同じで、
高価な化粧品や色んな成分が入っているものや天然成分配合のものよりも
安くて天然成分が入っていない化学的な配合で成分が単純な化粧品のほうがアレルギーという観点では安全である可能性が高いと思いました。
アレルギーリスクという観点で考慮した化粧品ならそれなりに肌に合う可能性はあるけど、そういった観点ではなく「肌に優しい」と謳っているものは、天然成分を売りにしていてアレルギーという観点では高リスクなものも多いように感じます。
しかし天然成分が悪いのではなく肌に合っていれば良いものであり、あくまで自分に合わない成分が入っていないかどうかです。
チョコレートはチョコレートアレルギーというよりは、私に合わない金属が多く含まれる食品がたまたまチョコレートでした。金属アレルギーは遅延型アレルギーなので、即座型アレルギーとは違って食べたからって今すぐ危険というわけではなく、なんとなく皮膚の調子が悪い、なんとなくだるいという感じです。生命にかかわる危険という意味では低リスクだと思いますが、何が原因か気づきにくい点が難点です。
又、金属にはたくさんの種類があって、どの金属が合わないかは人それぞれなので金属アレルギーだからといって必ずしもチョコレートが合わないというわけではありません。
アレルギーにとってスキンケアはとにかく成分がシンプルなものが無難
チョコレートの件で何か合わない成分が食品やスキンケアによって私の体に入ってきているから、
高保湿でたっぷり保湿しても何をしても皮がはがれるレベルに乾燥したり、腕の湿疹を繰り返すのではないかと考え、
最初にしたことは美容成分が配合されている高価な化粧石鹸をやめて、
シンプルな純石けんを買ってきました。
ドラッグストアやスーパーなど、どこでも1個100円~200円くらいで色んなメーカーの純石鹸が置いてあると思います。
純石けんも天然油脂が使用されているので必ず合うとは言えないのですが成分がシンプルなので、合わなかった時にどの成分が合わなかったのかわかりやすく、どれかは合うものが見つかるのではないかと思います。
化粧水や乳液などの基礎化粧品はどうしても何かしら天然成分が入っているので、できればサンプル、トライアルセット、少量サイズのもので試して、自分に合ったものを探していくしかないと思います。
スキンケアにアレルギーリスクがありつつも、合っている物であれば保湿したほうが守られ、洗うだけで保湿をしないとバリアがなくトラブルにつながってしまうから難しいのですよね。
皮膚の薄い部分や乾燥している部分にトラブルが起きやすく、しっとりつるんとしている部分には起きにくいです。
顔や首回りにシャンプーの影響も受けるので、ヘアケアも成分をシンプルにするために石けんシャンプーとクエン酸リンスを使っています。
あれもこれも化粧品が肌に合わなくなった理由
私の場合はスキンケアがあれもこれも合わない原因は、ゼラニウム=ニオイテンジクアオイが配合されている化粧品が多いところにありました。
香りも良く、スキンケア成分としても配合できるので
プチプラから高価な化粧品まで、最近のスキンケアはニオイテンジクアオイが配合されていることが多いです。
この成分が悪いのではなく、私にこの成分が合わないだけで、合う人には良いものだと思います。
ゼラニウム油、ニオイテンジクアオイ油などの名前で配合されています。
洗顔による刺激やスキンケアを肌につけた時の刺激というものがあるからつけた直後に赤くなったり痒くなっても肌に合わないわけではないという場合もあるのですが、スキンケアを肌につけて、1時間経過しても赤くなったままだったり痒さが続いていたり、使っているうちに肌が乾燥したり皮がはがれてポロポロしてきたりしたら、
そのスキンケアは合わない可能性があって、どの化粧品が合わなかったのか覚えておいて
どの成分が合わないのか、突き止めていく必要があります。
どの化粧品が合わなかったのか、合わない化粧品同士の成分を照らし合わせていくと何が合わないのか発覚することもあります。
なぜ合わない成分を肌につけると乾燥するのかというと、合わない成分を追い出そうとターンオーバーが早くなるからなのだそうです、乾燥が起きてポロポロとはがれることによってアレルギー成分を肌から落とそうとします。
アレルギーが原因で乾燥、炎症、湿疹を繰り返していた場合、あれだけ長期に渡って続いていたものが、意外なことに原因がなくなるとあっさり良くなっていきます、
強く炎症して色素沈着が残った黒ずみは消えるまでにだいぶ時間がかかりますが、痒くて痒くて仕方ない・肌がポロポロとはがれるといった悩みは原因がなくなると短期間で解決していきます。
いつまでも乾燥や湿疹を繰り返す時に、感染症などを放置してしまうと大変なので病院にかかることは必要ですが、感染症などではないことがわかっている場合は
炎症が起きる原因を探ってみると良いのかもしれません。
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